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扶養の範囲。103万円の壁と130万円の壁!
2015.07.28

最近よく耳にする扶養の収入制限103万円とはどういうものでしょうか?これは妻の年収が103万円以下であれば、夫は「配偶者控除38万円」という税金の控除を受けることができ、また妻の収入に対し所得税がかからないため税金上有利になることから、妻の収入を考えるうえで103万円が一つの目安になると考えられています。

 

 

 ・103万円の壁(配偶者控除・所得税のかからない範囲)

 

ここで注意したいのは、103万円の中身。103万円とは給与所得控除(65万円)と基礎控除(38万円)を足したものです。したがって扶養に入る配偶者の収入が社員・パート・アルバイトなどの「給与」であれば給与所得控除が使え、上限は103万円となります。

一方で配偶者がフリーランスとして直接収入を得ている場合や保険外交員など「給与以外の収入」である場合は、給与所得控除は使えず38万円(基礎控除のみ)が配偶者控除を受けられる所得の上限となり、注意が必要です。

 

(参考)配偶者控除 https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1191.htm

 

 

 ただ収入が103万円(妻がフリーランスの場合38万円)を超えても、配偶者特別控除という制度があり、141万円(妻がフリーランスの場合76万円)までは、夫は3万円~38万円の控除を受けることができます。

 

(参考)配偶者特別控除 https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm

 

 

 つまり103万円を超えて配偶者控除の適用がない場合でも、141万円までは段階的に控除がありますので、妻の収入が増えることで控除が減り、夫の税金が増えたとしても、妻の収入分世帯の収入は増加するので103万円の壁はさして気にすることはないと考えられます。

 

 

たとえば妻に104万円の収入があった場合、103万円の時に比べ世帯収入は1万円増え、税金の負担増は約1,500円なので,差し引きで8,500円は世帯収入があがっていることになります。

 

※103万円が勤務先の制度上、扶養手当などの諸手当の制限に使用されている場合もありますのでその際は別途注意が必要です。

 

 ・130万円の壁(社会保険)

 

むしろ気にしなければいけないのは社会保険の負担増です。妻の年収が130万円以下の場合は、社会保険上、夫の扶養にはいり、社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料など)を負担する必要はありません。ただ年収130万円を超えると夫の扶養から外れ、自己負担で国民健康保険料や社会保険料を負担する必要が生じます。その場合の負担増は20~30万円程度となりますので、130万円を超えそうなときは160万円以上収入を得ないと世帯の実質収入が減少する場合が多いですから注意が必要です。

 

 ただ、この社会保険の「130万円の壁」は夫が会社員などで社会保険に加入している場合のみ気をつける必要があるので、夫が自営業で国民健康保険に加入している場合には、上記の130万円は気にしなくてよくなります。


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