新規事業の創出や技術革新を目的として、スタートアップ企業への出資を検討する企業が増加しています。こうした取り組みを後押しする制度として設けられているのが、オープンイノベーション税制です。

オープンイノベーション税制は、一定の要件を満たすスタートアップへの出資について、出資額の一部を損金算入できる制度であり、戦略投資と税務メリットを両立できる点が大きな特徴です。一方で、制度要件や手続が非常に複雑であり、導入段階から適切な専門家関与が不可欠な税制でもあります。

当法人では、制度の適用可否の検討から実行支援、事後フォローまでを一貫して支援し、実効性のある制度活用をサポートしています。

オープンイノベーション税制の概要

オープンイノベーション税制とは、青色申告法人が一定の要件を満たすベンチャー企業(スタートアップ)に出資した場合に、その出資額の一部を損金算入できる制度です。
これにより、企業は将来の成長機会への投資を行いながら、当期の税負担を軽減することが可能となります。

ただし、制度の適用には、

  • 出資先企業の要件

  • 出資形態・持株比率

  • 出資時期・評価方法

  • 経済産業省への事前確認・証明取得

など、多数の条件を満たす必要があり、形式的な出資では制度適用が否認されるリスクも存在します。

制度活用における主な課題

実務上、オープンイノベーション税制の活用においては、以下のような課題が頻繁に生じます。

  • 制度要件を満たす出資スキームになっているか分からない

  • 経済産業省への確認手続や提出書類が煩雑

  • 会計処理と税務処理の整合性に不安がある

  • 税務調査で否認されないかリスクを把握したい

特に、投資判断を先行させた結果、税制要件を満たさなかったというケースも少なくありません。そのため、投資実行前からの税務設計が極めて重要となります。

当法人の導入支援サービス内容

当法人では、オープンイノベーション税制の導入にあたり、以下の支援を提供しています。

  1. 制度適用可否の事前検討
     出資先企業・出資内容を確認し、税制要件への該当性を検討します。

  2. 出資スキーム・契約内容の税務検証
     株式取得方法、出資条件、持株比率等を税務面から検証します。

  3. 経済産業省手続の支援
     事前確認・証明取得に必要な書類作成および提出サポートを行います。

  4. 会計・税務処理の整理
     損金算入額の算定、決算・申告への反映を適切に行います。

  5. 税務調査を見据えたリスク整理
     否認リスクや説明ポイントを事前に整理します。

単なる制度説明にとどまらず、実務で「使える」状態まで落とし込むことを重視しています。

このような企業におすすめです

  • スタートアップ投資を戦略的に進めたい企業

  • CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を検討している企業

  • 投資と税務を一体で管理したい経営者・CFO

  • 税務調査リスクを抑えつつ制度を活用したい企業

オープンイノベーション税制は、正しく活用すれば非常に有効な制度ですが、誤った理解や準備不足は大きな税務リスクにつながります
当法人では、企業の成長戦略に寄り添いながら、制度導入を実務レベルで支援いたします。制度活用をご検討の際は、ぜひご相談ください。